発育と発達

発育と発達

乳児教育による信頼感と授乳と離乳について

乳児期における家庭教育を考える時、赤ちゃんの人間形成の上で最も大切なことは、情緒の安定とそれに伴う信頼感や満足感をしっかり脳に刻み込み、体得させることです。 信頼感は、お母さんを始め周りの大人が赤ちゃんを見つめ、優しく話しかけることや、赤ちゃんが母乳などを欲しがったり、抱いてほしいと泣いたりした時、タイミングよく、それを十分に満足させることによって、赤ちゃんの心に育っていくものです。
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子供の言葉を豊かに育てる方法

子どもの成長において、特に言語とコミュニケーション能力を育てる上で、母子相互作用ほど大切なものはありません。 専門家は誕生したその日から、両親は赤ちゃんにできるだけ話しかけてあげることを勧めています。絵本を読んであげたり、目の前の光景や行っていることを教えてあげることは、お子様への言語的な働きかけに最適でお子様の認知能力発達を促します。 もう一つのお勧めの方法は、お子様の遊びに加わって言葉によって遊びを膨らませてあげることです。両親には、子どもと遊ぶとき、楽しい活動をおしゃべりや相互作用でより楽しくするという、両親ならではの役割があります。
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姿勢と運動発達を深く理解する

子どもの身体の状態を的確に把握し,姿勢発達の道筋を理解することで,姿勢についての長期的な 目標と,それに至るスモールステップの段階を考えることができるようになります。 姿勢は,臥位姿勢(側臥位・仰臥位・伏臥位などの横たわった姿勢)→肘位(肘で支えた姿勢)→手 位(手で支えた姿勢)→四つ這い位(四つ這いの姿勢)→座位(座った姿勢)→立位(立った姿勢)の順 に発達していきます。このように姿勢保持能力が成長と共に段階的に発達していく中で,基本的な運 動能力や上肢の操作性の向上等が相互に発達していきます。また,認知力の向上にも関わります。 寝返りなどの姿勢変換ができるようになると,肘位と手位で身体を安定させ,頭を持ち上げたり首を 振ったりの頭部
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新生児の反射について②

原始反射とは、幼児が特有の刺激に対して示す、中枢神経系によって引き起こされる反射行動のことである。この反射は、子供が成長して大人になり、前頭葉が発達する過程で失われていくものである。脳性麻痺者や健常者は反射を抑えることができるが、特定の条件下(非常に強い驚愕反応の間)では反射が再び現れることがある。
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子供の身体と才能を育てる方法

子どもの才能を見つける場合、まずは子どもの生活をしっかりと観察しましょう。観察を続けていくうえで、親が望むような分野には興味を示さないかもしれません。そのような場合であっても、子どものやりたいことを尊重して、才能が伸びるのを邪魔しないことが大切です。 子どもの才能が伸びるかどうかは、親の意識と教育方針にかかっています。子どもに秘められた才能を認め、その才能がどのようなものであろうと、すべてに手を貸すのではなく、自分でやらせるという意識が欠かせません。
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スキャモンの発育発達曲線とは

キャモンの発育発達曲線とは、からだのさまざまな器官を一般型、神経型、生殖型、リンパ型という4つのパターンに分類し、これらの発達の様相を20歳の値を100%として曲線で示したものです。 ここで注目して欲しいのが「神経型」。神経型とは脳や神経の働きを示しており、10歳頃までに大人と同じくらいまで発達していることが分かります。 これをスポーツ選手に置き換えると、素早い身のこなしや反射神経といった能力が、10歳頃までに完成するということを意味しているのです。
女性解剖学

産後の女性の体に起こる変化とは

妊娠期間中~出産~産後などの流れで、ママの体は関節、筋肉などに大きなダメージを受けてしまいます。 まず、妊娠中はお腹が出てくることで、腰が反りやすく腰の関節に負担がかかりがち+お腹が大きくなる過程の腹筋へのダメージ+お腹の重さによる骨盤底筋のダメージ、と腰周りの負担増は幾重にも重なります。 そしていざ赤ちゃんが誕生すると、腹筋や筋力も落ちていて腰椎を支える体幹は弱まっているのに、出産後ばかりはそんなコンディションの不調をじっくり労わる暇なく、過酷な育児生活にすぐさま突入してしまうのです。