発育と発達

スキャモンの発育発達曲線とは

キャモンの発育発達曲線とは、からだのさまざまな器官を一般型、神経型、生殖型、リンパ型という4つのパターンに分類し、これらの発達の様相を20歳の値を100%として曲線で示したものです。 ここで注目して欲しいのが「神経型」。神経型とは脳や神経の働きを示しており、10歳頃までに大人と同じくらいまで発達していることが分かります。 これをスポーツ選手に置き換えると、素早い身のこなしや反射神経といった能力が、10歳頃までに完成するということを意味しているのです。
女性解剖学

産後の女性の体に起こる変化とは

妊娠期間中~出産~産後などの流れで、ママの体は関節、筋肉などに大きなダメージを受けてしまいます。 まず、妊娠中はお腹が出てくることで、腰が反りやすく腰の関節に負担がかかりがち+お腹が大きくなる過程の腹筋へのダメージ+お腹の重さによる骨盤底筋のダメージ、と腰周りの負担増は幾重にも重なります。 そしていざ赤ちゃんが誕生すると、腹筋や筋力も落ちていて腰椎を支える体幹は弱まっているのに、出産後ばかりはそんなコンディションの不調をじっくり労わる暇なく、過酷な育児生活にすぐさま突入してしまうのです。
発育と発達

姿勢・運動発達の原理

新生児にはお腹の中にいた頃から取っている屈曲姿勢が残っています。この段階の赤ちゃんの動きは無意識的でゆるやかです。動きは全身を使ったものであり、子宮内での動きが続いていると言えるでしょう。頭は左右に動かすことができます。赤ちゃんを寝かせる場所の表面に気を配り、心地良いものにしてあげましょう。この段階の赤ちゃんは一次反応によって反応します。視覚はまだ完全に発達しておらず、はっきりした色のコントラストしか見えません。赤ちゃんの顔から25~30cmのところに顔を近づけ優しく話しかけるか歌うかしてあげてください。赤ちゃんは人の顔を好みます。また、お腹の中にいた頃から聞いていたあなたの声を思い出します。