発育と発達

発育と発達

姿勢・運動発達の原理

新生児にはお腹の中にいた頃から取っている屈曲姿勢が残っています。この段階の赤ちゃんの動きは無意識的でゆるやかです。動きは全身を使ったものであり、子宮内での動きが続いていると言えるでしょう。頭は左右に動かすことができます。赤ちゃんを寝かせる場所の表面に気を配り、心地良いものにしてあげましょう。この段階の赤ちゃんは一次反応によって反応します。視覚はまだ完全に発達しておらず、はっきりした色のコントラストしか見えません。赤ちゃんの顔から25~30cmのところに顔を近づけ優しく話しかけるか歌うかしてあげてください。赤ちゃんは人の顔を好みます。また、お腹の中にいた頃から聞いていたあなたの声を思い出します。
発育と発達

把握反射とは

把握反射とは、赤ちゃんの手の平に大人の指などを入れるとギュッと握る反射のこと。 手の指の把握反射が代表的ですが、足の指も同じような現象が起きます。足の親指の付け根あたりを圧迫すると、5本の足の指がキュっと丸くなるように屈曲します。 この足の把握反射は1歳近くまで残ります。多少寒くても家の中では裸足で過ごすことも、足裏を刺激することになり、脳にはよい刺激になります。
発育と発達

胎児の発育と発達

発育とは体が量的に大きくなる事で,発達とは機能面で進歩する事を意味し ます。乳幼児健診で体重・身長・頭囲を測定し,発達レベルを検査します。そ の時,異常を指摘され「病気とは断定できないが,経過をみる必要がある」と 告げられると親は大変心配します。発育・発達には個人差があり,正常範囲に 大きな幅があるのです。正常・異常の境界域に相当する場合,どちらとも判定 できないので経過観察期間が必要になります。