2020年7月

女性解剖学

女性解剖学~骨盤編~

骨盤は、女性にも男性にもあります。 ただ、女性と男性では、骨盤の形状や状態が異なっていることをご存知ですか? ちなみに、「骨盤」といっても、そういう名前の骨があるわけではありません。 骨盤は、複数の骨から構成されており、具体的には仙骨、尾骨、左右の寛骨(腸骨、坐骨、恥骨の総称)の全体をまとめて「骨盤」と呼びます。
発育と発達

スキャモンの発育発達曲線とは

キャモンの発育発達曲線とは、からだのさまざまな器官を一般型、神経型、生殖型、リンパ型という4つのパターンに分類し、これらの発達の様相を20歳の値を100%として曲線で示したものです。 ここで注目して欲しいのが「神経型」。神経型とは脳や神経の働きを示しており、10歳頃までに大人と同じくらいまで発達していることが分かります。 これをスポーツ選手に置き換えると、素早い身のこなしや反射神経といった能力が、10歳頃までに完成するということを意味しているのです。
女性解剖学

産後の女性の体に起こる変化とは

妊娠期間中~出産~産後などの流れで、ママの体は関節、筋肉などに大きなダメージを受けてしまいます。 まず、妊娠中はお腹が出てくることで、腰が反りやすく腰の関節に負担がかかりがち+お腹が大きくなる過程の腹筋へのダメージ+お腹の重さによる骨盤底筋のダメージ、と腰周りの負担増は幾重にも重なります。 そしていざ赤ちゃんが誕生すると、腹筋や筋力も落ちていて腰椎を支える体幹は弱まっているのに、出産後ばかりはそんなコンディションの不調をじっくり労わる暇なく、過酷な育児生活にすぐさま突入してしまうのです。