レム睡眠とノンレム睡眠

運動生理学
●レム睡眠とノンレム睡眠

睡眠には浅い眠りの「レム睡眠」と、深い眠りの「ノンレム睡眠」があります。一般に一晩の睡眠中にレム睡眠とノンレム睡眠を約90分周期で4~5回繰り返します。

睡眠の周期は日によって変動し、個人差もあります。前日の睡眠が不足した状態では、最初のノンレム睡眠が長くなります。

レム睡眠とは
レム睡眠とは、脳は起きていて体は眠っている状態のことをいいます。脳は起きているため、眼球が動いたり、夢をみたりします。レム睡眠の「レム(REM)」とは、急速眼球運動(Rapid Eye Movement)の略です。
目覚めの準備段階でもあるため、レム睡眠のときに目覚めるとすっきりします。

ノンレム睡眠とは
ノンレム睡眠とは、脳が眠っている状態のことをいいます。入眠直後にあらわれ、夢はほとんどみず、体を支える筋肉は働いています。眠りの深さによって、4段階に分類され、浅い眠りから深い眠りへと続き、その後浅い眠りとなりレム睡眠へと移行します。

居眠りのほとんどがノンレム睡眠といわれ、昼休みなどに10~20分眠るだけでもスッキリするのは、ノンレム睡眠によって脳が休息するからです。

レム睡眠とノンレム睡眠
レム睡眠とノンレム睡眠

●年齢によるレム睡眠の変化

1日の睡眠時間は新生児で16~17時間ですが、1歳児で12~13時間、小児で10~12時間と、しだいに減少します。大人になると睡眠時間は7~8時間とほぼ安定しますが、高齢になると減少します。実際には睡眠時間には個人差があり、季節によっても変動します。

レム睡眠は新生児では睡眠時間の半分を占めますが、小児期では睡眠時間の20%程度になり成人と変わらなくなります。その後は高齢になると減少し、高齢者では15%程度となります。

年齢によるレム睡眠の変化
レム睡眠の変化


●睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群は睡眠中に呼吸が低下したり、呼吸が止まる病気で約200万人の患者さんがいると推定されています。

睡眠中の呼吸停止はノンレム睡眠の第3段階、第4段階に多く発生します。本来眠りの深い時間に呼吸が止まると、脳は刺激を受け休むことができません。その結果、日中の眠気、仕事の能率低下、事故等の原因となります。

睡眠時無呼吸症候群にかかると、深い睡眠であるノンレム睡眠の第3段階、第4段階が現れないことがあります。

睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群


歯ぎしり

睡眠中の歯ぎしりの80~90%は浅いノンレム睡眠(第1、2段階)で発生し、10%前後がレム睡眠で発生します。また、ほとんどがノンレム睡眠からレム睡眠へ移行する期間で発生します。睡眠中の一時的な脳の覚醒に伴う現象と考えられています。

歯ぎしりをおこなう前には、交感神経活動の上昇、心拍数の増加、呼吸数の増加といったことがおきます。

歯ぎしり



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