お菓子や甘い飲料をつい与え過ぎてしまったり、働くお母さんも増えていることから、ファストフード、総菜、外食の利用も頻繁です。「手作りする時間がない」「総菜や外食で子どもが喜ぶ」と考える家庭もあれば、「体格も普通に成長しているから問題ない」と、そんな食生活に疑問すら抱かない家庭も少なくありません。
ですが、成長期の子どもにとって、食事の影響は親が考えているより大きいものです。
子どものカラダをつくる材料は、体内には存在しないのです(もちろん私たち大人も)。脳、筋肉、血液、内臓、皮膚、骨などの材料はすべて、食べ物に含まれる栄養がつくるものであり、たとえば脳神経の発達に不可欠な鉄分など、親が与えなければ身長の伸びなど発育発達に問題が生じる栄養素もあります。
脳の神経回路の9割が完成する6歳までに、魚などDHAが豊富な食材を与えること。効率よく筋肉をつくるために、アミノ酸スコアの高い卵、ヨーグルト、肉などを選ぶこと。「疲れやすい」「集中力がない」のは鉄不足による貧血が疑われるため、吸収率の高いヘム鉄(赤身の肉や魚)を与えること。
いずれも、子どもを育てる親なら、知っていてほしい情報です。
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